一般に七月は「文月(ふづき・ふみづき)」として知られていますが、文(ふみ)の由来となった「七夕に詩歌を献ずる風習」は奈良時代に中国から伝わったもので、元々日本にある習慣ではありません

そこで、稲の穂が膨らむ様子から「含月(ふくみづき)・穂見月(ほみづき)」の転じたものだとする説もあるようです。


他にも、七月は「秋初月(あきはづき)」「涼月(りょうげつ)」「愛逢月(めであいづき)」など風流な名が並びますが、少し毛色の違う呼び方が「桐月(とうげつ)」。


四月から五月に花の咲く❝桐❞がなぜ七月の名前になっているのか、実は調べてもわかりませんでした。

ただ、「桐光学院」の名前にもなっている❝桐❞がつくとなると、ちょっと気になりますよね。


そもそも❝桐❞は日本で取れる木材としては最も軽く、割れや反りの非常に少ない高級木材です。

そのうえ成長が速く、切っても切っても新しい枝が出て開花することから「切り(桐)」と呼ばれるようになったと言われています。


身軽で丈夫。多少の逆境にはへこたれずぐんぐん成長して何度も花を咲かせてくれる。

そんな「桐光生」のための七月が明日から始まります。


夏期講習まで待たず、ここからどんどんテンションを上げていこう!!


桐